■ ID
| 1440 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 微量有機汚染物質の細胞膜への分配特性−市販モデル細胞膜の利用−
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■ 著者
| 池田和弘
埼玉県環境科学国際センター 清水芳久
京都大学大学院
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 土木学会第66回年次学術講演会、平成23年9月9日 |
■ 抄録・要旨
| 疎水性有機汚染物質の生物への取り込みを評価する手法として、細胞膜への分配係数(Pmw)の測定が効果的であると考える。本研究では、Pmwの測定方法として、市販のモデル細胞膜Transilの使用について検討を行った。3〜4環の多環式芳香族炭化水素類(PAHs)のPmwを測定した結果、これまでよく用いられてきたモデル細胞膜であるリポソームを用いて測定した結果とほぼ同じであることが分かった。また、分析に係る労力は大幅に減少した。このことからTransilの使用は効率的であることが分かった。また、Transilを用いて、溶存有機物質が疎水性有機物質の細胞膜への分配に与える影響を評価した結果、PAHsであるアントラセンには強く影響するが、医薬品のひとつであるイフェンプロジルにはあまり影響しなかった。
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